地球はいつ生まれたか


地球の年齢45億歳あるいは46億歳といわれる。
しかしどのような状態になったとき地球が誕生したというのであろうか。
現在の大きさになったときか、現在の大きさの半分の大きさになったときか。
現在の公転軌道に落ち着いたときか。

地球自身が語ること
地球で出来た物質として最も古い年代が報告されているのは西オーストラリアのジルコンの粒です。
堆積物の中に含まれているもので、どこからか運ばれてきたものです。
43億年というのが今まで報告された最も古い年代です。43億年より前に陸があったと考えられます。

隕石が語ること
45億年という年齢を最初に報告したのはシカゴ大学のPattersonです。1956年のことでした。
Pattersonは隕石の鉛同位体比を測定し、隕石の年齢が45億年であることを明らかにしました。
そして、現在の海底の堆積物中に含まれる鉛の同位体比もこの45億年を示す直線に乗ることを発見しました。


Pattersonは次のように考えました。
海底の堆積物中の鉛は地球の大陸にある鉛の平均的な同位体比を持っていて、これは地球全体の平均と考えられると。
測定の精度が上がるにつれて、海底の鉛は隕石の年代線に乗らないことが分かってきました。
海底の鉛に対するPattersonの解釈は間違っていました。しかし、地球の年齢はやはり45億年なのです。

隕石は皆大変よく似た年代を示します。月の最も古い石も45億年を越す年代を示します。
地球の材料となった物質は隕石の材料になった物質や月の材料になった物質と共通の物質です。
地球の年齢もほぼ同じと見て間違いはないでしょう。

太陽系の初期には確かに存在した短い半減期の放射性核種が隕石にも地球にも存在していた痕跡があります。
これは隕石が出来たのと地球が出来たのがほぼ同時であった証拠と言えます。

でもちょっと待ってください。
この年代は、隕石と地球の共通の材料が出来た年代を示しているのではないでしょうか。
コンピュータによる計算では、塵が集まって月程度の大きさになるまでは10万年以下の時間で済みます。
しかし、その後地球の大きさになるにはまだ1億年かかるというのです。

こういうことを頭の片隅において、地球の年齢を考えてください。


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