
Pattersonは次のように考えました。
海底の堆積物中の鉛は地球の大陸にある鉛の平均的な同位体比を持っていて、これは地球全体の平均と考えられると。
測定の精度が上がるにつれて、海底の鉛は隕石の年代線に乗らないことが分かってきました。
海底の鉛に対するPattersonの解釈は間違っていました。しかし、地球の年齢はやはり45億年なのです。
隕石は皆大変よく似た年代を示します。月の最も古い石も45億年を越す年代を示します。
地球の材料となった物質は隕石の材料になった物質や月の材料になった物質と共通の物質です。
地球の年齢もほぼ同じと見て間違いはないでしょう。
太陽系の初期には確かに存在した短い半減期の放射性核種が隕石にも地球にも存在していた痕跡があります。
これは隕石が出来たのと地球が出来たのがほぼ同時であった証拠と言えます。
でもちょっと待ってください。
この年代は、隕石と地球の共通の材料が出来た年代を示しているのではないでしょうか。
コンピュータによる計算では、塵が集まって月程度の大きさになるまでは10万年以下の時間で済みます。
しかし、その後地球の大きさになるにはまだ1億年かかるというのです。
こういうことを頭の片隅において、地球の年齢を考えてください。