野尻湖から発掘された鹿の角の年代


 野尻湖からは鹿の骨などとともに石器が発見されている。骨にささった鏃も発見されている。そこで、鹿の骨の年代が測定できれば、その時代に人類がいた証明になる。
 名古屋大学の年代研究センターはタンデトロンを用いて鹿の骨から得られたコラーゲンを用いて14C年代測定を行い、3万5000年程度の年代を報告している。この年代は、ネアンデルタール人で代表される旧人がクロマニヨン人で代表される新人に交代してゆく時期にあたる。かつては、約3万年を境に旧人から新人への交代がすみやかに行われたと考えられていた時期もあり、野尻湖の鹿の骨から得られた3万5000年という年代は日本にも旧人がいたという、、最初の明白な証拠とされたこともあった。最近は、旧人から新人への交代はゆっくり時間を掛けておきたと考えられているようである。
 F氏の関係した旧石器遺跡がすべて捏造と判明した現時点では、日本最古の人類の確実な証拠は、3万年から4万年前ということになる。


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