Sm-Nd年代測定法
147Smはアルファ崩壊して143Ndになる。この反応を利用した年代測定法。年代計算の原理はRb-Sr法と同じなので省略する。半減期などは「放射性核種とその生成物一覧」を参照して下さい。
Sm(サマリウム)もNd(ネオジミウム)共に希土類元素に属し、分離するのが大変難しかった。この方法を用いての年代測定は国際競争になっていたが、最初に年代測定に成功したという論文を最初に発表したのは東京大学のグループだった。ただし、データの質は必ずしも高くなかった。半年後には、格段に精度のよいデータが外国のグループから発表された。現在、東大グループの論文はほとんど無視されている。データの質からいえば、引き続いて出た論文におよぶべくもないが、この年代測定法の歴史の中では記憶にとどめるのが公平だろう。ただし、「あの程度の結果ならうちの研究室でも得ていた。発表にたえるように精度をあげていたところだった。あの程度のデータで一番乗りを名乗られるのは納得が行かない。」という意見もあることは覚えておく必要がある。
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