テフラ年代学


 火山が大噴火を起こした時、噴煙は時に成層圏にまであがる。このような大噴火の場合、広範囲に、火山灰が降り積もる。火口近くでは、火山弾、スコリアといった粒径の大きなものも積もるだろう。噴火に際して、火口から空中に飛び出し、その後堆積する火山性降下物を総称してテフラ呼んでいる。
 日本は偏西風地帯にあるので、九州や中国地方の火山のテフラが東日本まで広く分布することになる。また、朝鮮半島の付け根にある白頭山のテフラも北日本に広く見られる。このようなテフラは時間面を作っているので、放射年代測定などで噴出年代をきめておけば、広い範囲で年代決定に利用できる。
年代決定に利用される広域テフラの内からいくつか選んで表に示す。

 テフラ名(記号)  年代(千年)  給源火山 
 白頭山苫小牧(B-Tm)  10世紀  白頭山 
 鬼界アカホヤ(K-Ah)  6.3  鬼界カルデラ 
 鬱陵隠岐(U-Oki)  9.3  鬱陵島 
 十和田八戸(To-H)  12.6  十和田カルデラ 
 姶良Tn(AT)  約24  姶良カルデラ 
 阿蘇4(Aso-4)  85-90  阿蘇火山 
 三瓶木次(SK)  約100  三瓶火山 


「年代学いろいろ」に戻る